妊娠前の女性が葉酸サプリ買う前に知っておくべき「DOHaD」の重要性

めしぞう
めしぞう

こんにちは。葉酸サプリ辛口評論家のめしぞうです。

このページでお伝えする内容は次のとおりです。

それでは、これらの内容を超わかりやすく解説していきます。

「DOHaD(ドーハッド)」とは?

最近は「DOHaD(ドーハッド)」という考え方が、世界中で注目されています。人生を左右する、いや日本の未来を左右する重要な考え方です。

DOHaD(ドーハッド)とは、一言で言うと「胎児期から乳児期の栄養環境が、将来の健康に影響を及ぼす」という説です[1]

「人生最初の1,000日」で将来の健康が決まる

DOHaDを踏まえて、WHO(世界保健機関)やUNICEF(ユニセフ)は、胎児期から乳児期の「人生の最初の1,000日が人生で一番大事である」と提言しています[2][3]

ポイントは、生まれてから1日目が始まるのではなくて、受胎した日(受精・着床した日)から1日目が始まることです。生まれる前です。

この人生最初の1,000日間(受胎から満2歳の誕生日まで)に、どれだけ適切な栄養を摂っていたかどうかで、40年後、50年後、60年後の人生が左右されるんです。

「妊娠前」の栄養状態が胎児に影響

しかも胎児の発育は、妊娠中だけじゃなく「妊娠前の栄養状態」から影響しています[4]

厚生労働省は、このような状況を踏まえて、2006年に制定した「妊産婦のための食生活指針」というガイドラインを15年ぶりに全面リニューアルしました。

新しいガイドラインは「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~」です。「妊娠前」が追加、強調されるようになりました。

妊娠してから「栄養とらなきゃ」では遅い

つまり、妊娠してから「おなかの赤ちゃんのために栄養摂らなきゃ!」はもう過去の話です。

2021年以降は、妊娠前から「これから授かる子が将来健康で苦労しないように、今のうちから栄養をしっかり摂っておこう」が世界的な最新トレンドです。

DOHaDの考え方は「受胎した瞬間」から人生の1日目が始まるので、妊娠に気づいてから慌てて栄養を気にするのでは遅いです。

妊活中から母体の栄養状態を整えておくことが大切です。

8割の栄養素が足りていない現実

では、妊娠前の30代女性は必要な栄養素をどのくらい満たせているのか。「日本人の食事摂取基準[5]」と「国民健康・栄養調査報告書[6]」を元に算出してみました。

その結果がこちらです。

主なビタミンとミネラル16種類のうち、なんと13種類。全体の8割の栄養素が推奨量に足りていません。

何も対策しなければ、栄養不足のまま妊活を開始します。晴れて妊娠できたとしても、栄養不足のお母さんのおなかの中で、人生の1日目がスタートします。

DOHaD説が正しいなら、無事に生まれたとしても将来の健康で悩んだり、苦しんだりする可能性が高くなります……。

食事だけで必要な栄養素を満たすのは無理なワケ

この不足量は、食事内容を根本的に見直して改善するのが理想です。まずは食事の見直しが最優先です。

でも、そう簡単にできるものじゃないです。

なぜかと言うと、先ほどの栄養状態。偏った食事をしている結果じゃなくて、平均的な食事をしての結果だからです。

つまり、平均以上のストイックな食事をしないと、不足を補えないのです。

ストイックな食生活…無理ですよね。無理するとストレスの原因にもなるので、妊活・妊娠に逆効果です。

不足分は葉酸サプリでカバーできる!

そこで!

不足分を「手軽に」「簡単に」「安く」補える方法として、葉酸サプリの出番となるわけです。

不足しまくりの現状を打ち破るには、ビタミン・ミネラルをバランスよく配合した「マルチビタミン・ミネラル」タイプの葉酸サプリを選ぶのがポイントです。

葉酸単体のサプリではダメです。

海外ではマルチビタミン・ミネラルの葉酸サプリが推奨されている

実際、海外では公的機関、政府機関がマルチビタミンミネラルを推奨しています。

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)

アメリカのCDCでは、

「どんなに気をつけていても、食事だけで必要なビタミンをすべて摂取できない。そのため、妊娠する可能性のあるすべての女性は(食事以外から)葉酸を含むビタミンを毎日摂取することが大切

と通達しています[7]

カナダ保健省

カナダ保健省も、「毎日400μgの葉酸と一緒にマルチビタミンを摂取してください」と呼びかけています[8]

ちなみに、海外で言われる「マルチビタミン」は、ミネラル類も含めて「マルチビタミン」と呼ぶのが通常です。日本で言う「マルチビタミン・ミネラル」の意味です。

ACOG(アメリカ産科婦人科学会)

公的機関とは少し違いますが、ACOG(アメリカ産科婦人科学会)も「Prenatal Vitamin(出生前ビタミン)」として、マルチビタミン・ミネラルサプリを勧めています。

「ビタミンとミネラルは、体のあらゆる機能において重要な役割を果たしている。通常の食事に加えて、出生前ビタミンを毎日摂取することで、必要なすべてのビタミンとミネラルを補給できる」

と、必要な栄養素はサプリを活用して、すべて補給することを推奨しています[9]

今回のまとめ

というわけで、妊娠前の女性が葉酸サプリ買う前に知っておくべき「DOHaD」の重要性を解説しました。

内容をもう一度まとめると、

  • DOHaD=胎児期から乳児期の栄養が、将来の健康に影響を及ぼす
  • 人生最初の1000日でその後の人生が左右される
  • 1日目は受胎した日から始まるので、妊娠前から栄養を摂っておくことが大切
  • 食事だけでは無理なので、マルチビタミン・ミネラルの葉酸サプリで補う

といったことが重要です。

日本でDOHaDの考え方が採用されたのは、15年ぶりにリニューアルされた2021年版の「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」からです。

ぜひ「妊娠前から」しっかり栄養摂って、足りない分は葉酸サプリ(マルチビタミン・ミネラルタイプ)を活用して、将来に渡って健康でいられる赤ちゃんを産んでください。

そんな葉酸サプリの始め方は、次の記事「葉酸サプリいつから飲む?妊活女性の9割が知らない2ステップルール」を読んでください。

葉酸サプリ買う前に読む7ステップガイド記事一覧

STEP1:そもそも葉酸って何?

STEP2:葉酸サプリの必要性を学ぼう

STEP3:葉酸サプリの摂取期間を知ろう

STEP4:葉酸サプリの適切な量を知ろう

STEP5:葉酸サプリのよくある間違いをなくそう

STEP6:葉酸サプリの正しい選び方を知ろう

STEP7:葉酸サプリを正しく飲もう

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参考文献
  1. 昭和大学DOHaD班「DOHaDとは」(閲覧日:2023年2月4日)

  2. WHO「Every Woman Every Child」(閲覧日:2022年3月20日)

  3. 日本ユニセフ協会『「人生最初の1000日」保健/栄養プログラムについて』(閲覧日:2022年3月20日)

  4. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」(閲覧日:2021年10月13日)

  5. 厚生労働省「国民健康・栄養調査(令和元年)」(閲覧日:2021年10月13日)

  6. CDC「Women Need 400 micrograms of Folic Acid Every Day」(閲覧日:2023年2月4日)

  7. Canada「Folic Acid: Are you getting enough?」(閲覧日:2023年2月4日)

  8. ACOG「Nutrition During Pregnancy」(閲覧日:2023年2月4日)