相談:本日より妊娠中期(14週)になります。
プレミン14wの摂取にあたり、含有されているビタミンAについて質問があります。
プレミン14wは14週から出産まで対象にしたものです。妊娠初期用と違い、ビタミンAが入っています。
妊娠中はビタミンAの過剰摂取は胎児によくないと思いますが、プレミン14wのビタミンAはカロテンが原料のようです。
こちらは摂取して過剰になっても、必要な分だけビタミンAに変わってくれる、という解釈で良いでしょうか?
サプリでビタミンAを摂取することで、食事と合わせて摂取量が過剰にならないか不安でした。 レバー等はふだんあまり食べません。かぼちゃや人参は摂取しています。
出典:https://www.askdoctors.jp/topics/3771269
回答:β-カロテンならビタミンAの過剰摂取にはならない
ビタミンAは胎児の奇形につながるので不安になりますよね。
結論から言います。ビタミンAの過剰摂取にはなりません。
なぜかと言うと、β-カロテンはビタミンAの前駆体(ビタミンAになる前の物質)だからです。体内に入ると厳密に調整されてビタミンAに変わります。
食事と合わせたら…気にしなくていい
たとえば、食事のみでビタミンAの必要量を満たしていたら、それ以上はビタミンAになりません。そのままβ-カロテン(カロテノイド)として、健康維持に使われます。
食事と合わせて摂取量を気にするのは、レチノールのビタミンAサプリです。
そもそも、プレミンシリーズは「食事と合わせたら過剰にならない?」なんて考えなくて大丈夫です。
プレミンは食事と合わせて推奨量を満たせるように設計してあるからです。
必要以上に配合して量の多さをアピールに使うような、売上至上主義のサプリとは違います。
詳しくは、↓のプレミンのレビューで確認してください。
妊娠14週からは、↓こっち
ビタミンAは妊娠後期から重要
そもそもですが、
妊娠中はビタミンAの過剰摂取は胎児によくない
この認識が微妙に間違っています。ビタミンAの摂り過ぎに気をつけるのは妊娠中ではなく、「妊活中~妊娠3ヶ月」です。
妊娠14週(4ヶ月目)なら、ビタミンAの要注意期間はすでに乗り越えています。なので、時期的な意味でも、ビタミンAの摂り過ぎを心配する必要はありません。
むしろ、これから妊娠後期にかけてビタミンAの重要性が高まります。妊娠後期のラスト3ヶ月で胎児にビタミンAが移行します。
食事だけではビタミンAの推奨量は満たせません。不足すると、新生児の健康リスクが高まります。プレミン14wを飲んで、しっかりビタミンAを補ってください。
β-カロテンでも摂り過ぎには注意
ただし、β-カロテンならいくら摂っても大丈夫。というわけではありません。β-カロテン自体の過剰摂取リスクがあります。
厚生労働省も、β-カロテンのサプリを大量に摂取した場合の安全性は、「今後の研究成果を待たなければならない」という見解を出しています。
たとえば、ドイツのBfR(連邦リスク評価研究所)では、β-カロテンサプリの最大量を1日「3,500μgまで」にすることを推奨しています。
↓の記事で解説したとおりです。
エレビットとか7,200μgも配合していますからね。飲むなら自己責任で。
今回のまとめ
- β-カロテンならビタミンAの過剰摂取にならない
- プレミンシリーズは食事と合わせた量は計算済み
- ビタミンAは妊娠後期の3ヶ月が重要