ディアナチュラ亜鉛。セレンで胎児が奇形になる?

相談:妊娠17週の妊婦です。

妊娠初期〜5ヶ月まで食事できちんと栄養が摂れるか不安があり、葉酸とは別でディアナチュラの亜鉛14mg(銅0.6mg、セレン23μg)のサプリを摂取しておりました。

最近は食事もしっかり摂れていることを自覚してきたので亜鉛のサプリはやめましたが、今になってセレンに催奇形性のおそれがあることを知りました。(過剰摂取の場合?)

飲んでいたサプリで過剰摂取になってしまうのか、もしくは催奇形性の危険のある飲み方をしてしまったのかご教示頂けますと幸いです。

調べてからとても不安な日々を送っています。

出典:https://www.askdoctors.jp/topics/3755384

回答:セレンの過剰摂取にならないし、催奇形性もない

めしぞう
葉酸サプリ辛口評論家めしぞう

催奇形性が本当だったら心配ですよね。

結論から言います。過剰摂取にはならないし、催奇形性もありません。

なぜかと言うと、耐容上限量まで大きな余裕があるからです。さらに、セレンはビタミンAのような催奇形性の報告もありません。

セレンは妊婦に必要な栄養素(妊活男性はNG)

まず、セレンの耐容上限量は350μgです。食事からは100μgほど摂れています。そこにサプリで23μg追加しても123μg。耐容上限量の半分にも及びません。

次に、セレンは妊娠中も必要な栄養素です。+5μgの付加量が設定されているくらいです。

ただし、普通に食事をしていれば、妊婦の推奨量30μgは余裕で超えます。サプリで補給する必要はありません。

セレンは、ビタミンAのように摂り過ぎによる催奇形性の報告はありません。そのため、妊婦だからと言って、特別な耐容上限量の設定もありません。

ちなみに、妊活中の男性はセレンのサプリはNGです。精子の運動率が下がります。

葉酸だけ推奨量を満たしても意味はない

そもそもですが、葉酸とは別に亜鉛サプリを飲むという行動がよくないです。

おそらく葉酸単体サプリを飲んでいたのだと思いますが、葉酸だけ摂っても意味がありません。

栄養素は単体で働くものではなく、他の栄養素と相互に協力しあって働きます。葉酸だけ突出して補給しても、他の栄養素が欠けていたら、うまく働いてくれません。

さらに、葉酸を摂るのは、多因子性(=いろんな要因が絡み合っている)のリスクを減らすためです。

なので、葉酸をはじめとして、その他のビタミンやミネラルの推奨量も満たす必要があります。

これは厚生労働省も「葉酸だけではダメ」と注意喚起しています。

海外ではマルチビタミン&ミネラルが推奨

実際、海外では公的機関、政府機関がマルチビタミン&ミネラルのサプリを推奨しています。

たとえば、アメリカのCDC(アメリカ疾病予防管理センター)では、

「どんなに気をつけていても、食事だけで必要なビタミンをすべて摂取できない。そのため、妊娠する可能性のあるすべての女性は(食事以外から)葉酸を含むビタミンを毎日摂取することが大切」

と通達しています。

カナダ保健省も、「毎日400μgの葉酸と一緒にマルチビタミンサプリを摂取してください」と呼びかけています。

↓の記事でお伝えしたとおりです。

単体サプリを複数組み合わせるのは上級者向けです。何か問題が起きたときに、どのサプリが原因だったのか特定ができません。

妊娠17週なら、妊娠中期向けにつくられたマルチビタミン&ミネラルタイプの葉酸サプリを1つだけ買って飲めば十分です。

今回のまとめ

  • セレン23μgをサプリで摂っても過剰摂取の心配はない
  • 葉酸だけ摂取しても、他の栄養素が不足していたら意味はない
  • マルチビタミン&ミネラルタイプの葉酸サプリを1つ買えば十分

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