妊娠中期(14週)~妊娠後期におすすめの葉酸サプリは、「葉酸サプリ選び方:時間とお金を無駄にしない5つのチェックポイント」に加えて、次の3つのポイントを満たしている葉酸サプリがおすすめです。
- 食事性葉酸が245μg以上配合されていること
- 鉄が10mg以上配合されていること
- ビタミンAが310μg以上配合されていること
ひとつずつ具体的に解説します。
1.食事性葉酸が245μg以上配合されていること
狭義の葉酸400μgではなく、食事性葉酸が245μg摂れるかをチェックしてください。
なぜなら、狭義の葉酸400μgが必要なのは、妊娠初期までだからです。妊娠中期からは、食事性葉酸のみで480μgが推奨されています。
妊娠中の女性は食事で1日平均235μgの葉酸を摂れているので、食事性葉酸をサプリで245μg補えば推奨量の480μgを満たせます。
逆に言うと、食事のみで推奨量480μgを満たすのはほぼ不可能です。食事量を2倍にしないと推奨量をクリアできないからです。
食事性葉酸は、狭義の葉酸と違って摂り過ぎのリスクがありません。
なので、妊娠中期になったら過剰摂取の概念すらない「食事性葉酸」のサプリに切り替えて、推奨量を満たすのが安心安全です。
2.鉄が10mg以上配合されていること
鉄が10mg摂れるかチェックしてください。
なぜなら、妊娠中期以降は葉酸よりも「鉄不足」が深刻になるからです。妊娠初期の推奨量は9mgでしたが、妊娠中期からは16mgにアップします。
妊娠女性の鉄の摂取量は食事で1日平均6.6mgなので、9.4mg不足してしまいます。
食事のみで推奨量16mgを満たすのはほぼ不可能です。食事量を2倍にしても推奨量をクリアできない量です。
妊娠中に鉄が足りないと、医師が鉄剤を処方してくれますが、副作用に苦しむ妊婦さんも多いです。
医薬品の鉄は100%非ヘム鉄で配合量も多いからです。便秘になったり、気持ち悪くなったりでしんどいです。
なので、非ヘム鉄は最小限に抑えて、できればヘム鉄もバランスよく配合しているサプリが理想です。
3.ビタミンAが310μg以上配合されていること
ビタミンAが310μg摂れるかチェックしてください。
なぜなら、妊娠後期ラスト3ヶ月(8~10ヶ月)で、赤ちゃんが必要とするビタミンAのほとんどが母体を通じて移行するからです。
そのため、妊娠後期は中期までの推奨量700μgよりも80μg多い、780μgが推奨されています。
妊娠中の女性は食事で1日平均472μgのビタミンAを摂れているので、サプリで310μg補えば推奨量の780μgを満たせます。
妊娠中期も推奨量700μgに足りていないので、妊娠中期からビタミンAを補っておくとなお良いです。
妊娠中期・後期におすすめの葉酸サプリTOP3
妊娠中期・後期の葉酸サプリは、以上3つのポイントに「基本のポイント5つ」を加えた内容を満たしているかどうか、チェックしてみてください。
……と言っても、そんな面倒なことやってられないですよね。なので、私があなたに代わってチェックしておきました。
第1位:プレミン14w
- 食事性葉酸が240μg配合されている
- 鉄が10mg配合されている
- ビタミンAが320μg配合されている
第2位:なし
妊娠中期・後期に最適化された葉酸サプリは、日本ではプレミン14wしかありません。妊娠中期・後期はプレミン14w一択です。
プレミン14wの対抗馬は今後もしばらく登場しないと思います。理由はプレミン14wのレビューを読んでみてください。
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